SPF値はUVBを防ぐ効果の度合い、PA値はUVAを防ぐ度合いの目安となる数値です。使う環境や使い方によっても効果は変わりますし、また個人差もあるため、あくまで「目安」だと思っておいたほうがいいかもしれません。
SPF値は「何も付けていない素肌と比べて日焼けが始まるまでの時間を何倍に伸ばすことが出来るか」という目安を表し、1単位当たり約20〜25分に相当します。
最近では、SPFの数値競争のように高い数値のものも出ているようですが、高ければ高いほど、吸収剤や散乱剤を多く含まれている可能性が高く、肌に余計な負担をかけてしまう可能性があります。
日本では、今のところ「SPF50＋」の商品があるようにSPF値の制限はありません。
そのため、SPF値が高いものには、吸収剤と散乱剤の両方、特に吸収剤を多く配合する場合が少なくありませんので注意が必要です。
使用の目安としては日常生活であればSPF10〜20程度、軽いレジャーやスポーツならSPF20〜30程度リゾート地や海辺などはSPF30〜が目安です。
PA値は、UVAをブロックする数値です。
紫外線が当たった2〜4時間後に、メラニン黒化を防ぐ度合いを「＋」で表し、「＋」は日常生活、「＋＋」では軽いレジャーなど、「＋＋＋」では海水浴などの本格的なレジャーに向くといわれています。