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シミの種類と原因

一言でシミといってもいろいろな種類があり、その原因も様々です。

1)日光性色素斑
紫外線によってできるシミで、シミの中でもっとも多い原因のひとつであるといわれています。 主な原因として、メラニンの蓄積やメラノサイトによるメラニンの異常分泌にあります。
特徴として、紫外線を浴びやすい頬骨にできやすく、シミの境界線がはっきりしている丸っぽいシミとして症状が出やすいようです。
美白化粧品で薄くできる可能性があるといわれています。
    
2)炎症性色素沈着
ニキビや湿疹のあと、カミソリまけのあとなどお肌への刺激から炎症になって色素沈着を起こしたシミのことです。場合によっては自然と消えるようです。
日々のお手入れはもちろんのこと、紫外線を受けると濃くなる可能性があるので、紫外線対策が重要です。
美白化粧品によって薄くできる可能性があります。

3)肝斑妊
娠期や更年期、生理前などに起こるホルモンバランスの乱れによってできるシミだといわれています。
境界線がはっきりしない薄い色をしたシミで、頬にできる場合には左右非対称に症状がでるのが特徴です。
産後や生理後に薄くなるといわれていますが、紫外線を受けると、逆に濃くなる可能性があるため、意識的にケアすることが重要です。
レーザー治療はシミを濃くする可能性があるため逆効果の場合があるとされています。

4)ソバカス
体質遺伝が原因であるといわれており、鼻の周りを中心にできることが多いようです。思春期に多いのも特徴のひとつです。
紫外線を浴び続けることにより、色が濃くなり、数が増えることがあるので注意が必要です。
ただ、しっかりとした対策を行っていれば、大人になるにつれ、徐々に目立たなくなってくるそうです。
大人になっても改善されない場合は、レーザー治療で改善することが可能であるといわれていますので、気になる方は専門医にご相談ください。

5)老人性色素斑
40代から発生してくる顔面、手の甲などに生じる境界線がはっきりしない、 褐色のシミで、50代以上のほとんど人に見られる、一種の老化からくるシミで す。
紫外線を浴びることや加齢に伴い、シミの数も増加するようです。
紫外線対策を行っていない場合、年齢とともに徐々に肌の深い部分にまで蓄積 され、メラニンが蓄積してしまい、シミが厚くなってしまうようです。
そのため、厚くなってしまったシミは美白化粧品による解決は困難であるとされ、レーザー治療が効果的であるといわれています。

ただ、薄いシミの場合は、紫外線対策次第では進行を遅らせたり、薄くすることは可能であるといわれています。
その他にも高齢者によく見られるイボ状の盛り上がって厚くなったシミの脂漏性角化症や皮膚がんの原因になりかねない日光角化症があります。

それではシミを作らないための対策としてどういった対策をとったらいいか、 次で対策方法を見ていきます。